【外壁塗装DIY】お家を自分で塗るコツ 塗装編

※外壁塗装DIYが初めてのかたは、是非【外壁塗装DIY】準備編 】を読んでからコチラの記事をご覧下さい。

・基本的な流れ
・道具の準備
・洗浄
・下準備

が終わったら、いよいよ塗装の開始です!

前もってお伝えしておきますが、外壁塗装DIYに慣れているかたでも、大人数でも、外壁塗装は最短でおこなっても3日間は掛かります。

キレイな仕上がりにするためには、塗料の乾燥が必要不可欠だからです。
外壁塗装を始めるときは週間天気予報をチェックして、なるべく晴れの日が集中している期間にしましょう。

外壁塗装は一般的に
○下塗り

○中塗り

○上塗り
の3工程です。

それでは、初めて行きます!

・下塗り

下塗りは、次の工程の中塗り、上塗りを外壁との隙間をなくす役割を持っています。
また、浮きやムラや耐久性に直結する工程です。
隅々まで丁寧にムラなく下塗りをすることで、上塗り用塗料を密着させて、塗料のはがれを防止できます。

ブラシやローラーを使用して、段差や縁など細かい部分もすべて下塗りし、なるべく1日でまとめて下塗りを行います。
そして、1日以上(曇りの場合は、適宜日数を追加)の乾燥期間を設けて下さい。

最近では、下塗り塗料にも防藻や防カビといった機能性の高い塗料があり、下地から大切なお家を守ってくれます。
効果は覿面で力強いです。ぜひ検討してみて下さい。

しかし、どんなに機能性の高い塗料を使っても、ムラなく塗ってしっかり乾燥させないと、効果発揮しませんのでご注意下さい。

水性の塗料を選ぶと、あまり臭いが強くないものが購入できます。
小さいお子様がいるご家庭や、ペットを飼っているかたは水性の塗料を選ぶのが無難です。

・中塗り

下塗りが乾いたら、次は中塗りです。
中塗りは、どうしても一度で塗りきれない部分の下地の役割と、外壁に厚みを持たせる役割があります。

この工程を省いてしまうと、塗ムラが起こったり、のっぺりしたクオリティーに仕上がってしまうので丁寧に行って下さい。

中塗りに使う塗料は、出来れば最後の上塗りと同じ塗料を使うことが望ましいです。

理由は2つです!
・上塗りと中塗りが同じ色を使うことで、境目やムラが出にくくなる。
・上塗りが劣化ではげてきも、中塗りを同じ色にしておくことで、見た目が損なわれない。

中塗りは、標準で防水の効果があるため、建物の耐久値を上げるうえでも役立ちます。

中塗りも、下塗りと同じようにブラシとローラーを使って、上塗りしていきます。
中塗りに関しても、下塗り同様で作業が終わったら、1日以上(曇りの場合は、適宜日数を追加)の乾燥期間を設けて下さい。

・上塗り

いよいよ最終の塗装工程、上塗り作業ですね。
下塗り、中塗り同様、ムラや空気に気をつけて塗装をしていきます。
上塗りということもあり、そろそろ外壁に厚みが出てくる頃かと思います。
ダマと呼ばれる塊や塗料が一箇所にたまらないように、同じ箇所は1.5往復ほどで塗装して下さい。

この上塗りが終われば、はれて外壁塗装DIYは完了です。

・外壁塗装DIYにかかる日数

通常、外壁塗装を業者に依頼した場合にかかる日数は、10〜14日程度となります。

外壁塗装をDIYで行う場合、準備や下調べを含めると業者の2〜3倍くらい日数がかかるのが一般です。

天候や風土(海辺、川辺など)によってはもっと長い日数がかかってしまいます。
DIYで外壁塗装する場合、長期間にわたる地道な作業をする覚悟が必要なのは間違いありません。

DIYのメリットとデメリットは?

まずは外壁塗装DIYのメリット!
○費用を抑えられる、自分でコントロールできる
○信頼できる業者を探す手間が省ける
○自分の住まいを自分の手で愛情を込めて塗れる
○好きな人にとっては楽しいことが多い

外壁塗装DIYなら、手間は掛かりますが、30万円ほどでプランを建てることができます。
何と言ってもこれが一番のメリットでしょう。

自分で塗装をすれば、普段見ることのない住まいの顔が見れますし、より一層愛着が湧いて大切にしよう、と思えることも大きなメリットのように感じます。

しかし、大掛かりかつ住まいにとって重要なDIYなのでデメリットも大いにあります。

○DIY初心者のかたは知識のインプットが大変
○時間と手間がかかる
○事故や危険と隣あわせ
○塗装の不備が起きてしまう
○プラン通りの出費で進まない

外壁塗装のDIYは難易度が高い部類です。
DIYや工作などが好きで、得意なかたでも、外壁塗装を失敗するかたは数多くいます。

平日は仕事で時間がとれず、週末しか作業ができない場合は、思ったよりも多くの時間がかかることになりますし、途中の天候によっては下塗りが台無しになったりとトラブルの確率も上がってしまいます。

高所での作業も慣れていない方は、細心の注意が必要となります。

また、塗りムラや長期間の作業による塗り直しで塗料が足りず、資材の買い足しなど、プラン通りと行かないこともあるでしょう。

・まとめ

外壁塗装のDIY如何でしたでしょうか。
今回ご紹介しました方法をご参考に、DIYを行うことはもちろん可能です。

しかし、慣れていない方がキレイに仕上げるのはかなり大変なことも事実です。

「普段からDIYを経験している」
「体力に自信がある」
「創作を楽しめる」
「週間で時間が確保できる」
このような方にはオススメできますが、根気のいる作業ですので不安な方は一度ご相談下さい。

DIYのご相談や、無料見積もり、何でもお気軽にご相談下さいませ♪