
お家を建てるときやリフォームするときに知りたくなる外壁材、素人の方にとってはとっつきにくく、たくさんの種類があります。
この記事では、それぞれ機能面やデザイン性を軸に、代表的な外壁材をご紹介します。
また、それぞれの外壁材に必要なリフォームや特性も違ってくるため、それらも考慮して選ぶことが重要です。
それでは、人気の外壁材を解説していきます。
あなたにあった外壁材はどれなのか、チェックしてみてください。
デザインの自由度が高い「モルタル」

外壁「モルタル」は、以前トップのシェアを誇っていた外壁材です。
具体的には、1990年あたりに建てられた家の外壁として使われていました。
メリット&デメリット
「モルタル」はセメントと砂を混ぜ合わせて壁に塗り、仕上げます。
古くから親しまれてきた、日本らしいお家が出来るのが特徴の外壁材です。
【メリット】
・つなぎ目がないため自由な塗装が行え、デザイン性が高い
・耐震性に優れているため、耐久性が高い
・比較的燃えづらい外壁材のため耐火性が高い
・金属製に比べて建物が熱くならない
手作業の工程で外壁に塗装していくため、細かなデザインの要望ができ、美しいお家を完成させることが可能です。
【デメリット】
・デザイン性が高いが故に、熟練した職人が必要
・流行り出ない外壁材のため、熟知した職人が必要
・ひび割れに弱いため、防水性が低い
また、職人が1つ1つ手作業で行うため、長い施工期間や高コストである点もデメリットになります。
ひび割れが起きやすいことから、雨漏りを防ぐためのメンテナンスも必要です。
【価格目安】
モルタル壁は大体2,000円〜7,000円/㎡程度が取引の目安となっていますが、業者やデザインの難易度によっても価格のブレ幅があります。
【モルタルのメンテナンス】
モルタル壁のメンテナンスは10年程度が目安とされています。しかし、場所(海沿い、雨が多い地域)や、地震などによってひび割れがおきてしまった場合は、防水性や耐久性を担保するために早めに塗り直しなどのメンテナンスが必要です。
外壁材のスタンダード「窯業系サイディング

モルタル材に変わり、現在の外壁材のスタンダードになっているのが「窯業系サイディング」です。
メリット&デメリット
窯業系サイディングは、セメントと繊維質を使用したもので、窯業系/金属系/木質系/樹脂系/と4種類あるサイディングの中でも、最も主流となっています。
今では日本の住宅の約8割が、この窯業系サイディングによって外壁が仕上げられています。
サイディングの窯業系以外の3種類のうち、金属系はガルバリウムなどの成型したもの、木質系は木材を使ったもの、樹脂系はプラスチックが加工されたものです。
【メリット】
・様々なデザインが作られていて、色柄も豊富
・NO.1シェアということもあり、大量生産による供給で価格が安価
・遮音性/耐震性に優れている
・防火外壁材と言われているほどの耐火性能がある
窯業系サイディングはトップシェアということもあり、各社様々なデザインやカラーバリエーションが販売されています。
最近見る機会が増えている、レンガ調やタイル調や石積柄など、外壁材がそのままデザインに反映される、化粧サイディングが人気です。
【デメリット】
・度々メンテナンスが必要
・シーリング(つなぎ)の劣化がある
・防水機能が弱く、吸水してしまう
また、窯業系サイディングは熱を溜め込みやすく、太陽熱をダイレクトに吸収してしまう欠点があります。
最近では、その欠点を補う遮熱塗料という便利なものがあり、塗料と外壁材のあわせ技で快適な空間作りが可能になります。
【価格目安】
窯業系サイディングは、多くのデザインや機能性も多種多様なため、一概には言えませんが、約3,000円~14,000円/㎡が目安となります。
【窯業系サイディング】のメンテナンス
デザインや場所(海沿い、雨が多い地域)によっても異なりますが、一般的に8年程度が塗り替えやメンテナンスの目安となります。
また、モルタルと違いシーリングと呼ばれる外壁と外壁のつなぎ目が劣化しやすく、雨水侵入の原因にもなりますので、綻びやひび割れが現れ始めたら、適宜メンテナンスをするのがおすすめです。
軽量&コストパフォーマンス「金属系サイディング」

先程ご紹介したサイディングの”金属系版”です。お家なのに軽量と聞くとピンとこない方も多くいらっしゃるかと思いますが、しっかりとメリットがあります。
それでは特徴をチェックしてみましょう。
メリット&デメリット
金属系サイディングは、他にはない金属系ならではのモダンなデザイン性を取り入れることができます。
【メリット】
・比較的重量が軽いため、地震等による建物への負担が少ない
・耐震性/断熱性が高い
・軽量で施工しやすく、コストパフォーマンス高い
金属系サイディングは、金属の特性をもつため、外壁が熱を保持しやすく、建物内部まで熱が届きにくいという特徴があります。
長期的に見ると、省エネに期待ができ環境にも優しい外壁材と言えます。
ひび割れしにくく、雨漏りの危険性が少ないのも大きなメリットです。
【デメリット】
・錆びやすい
・キズがつきやすく、へこんでしまうことがある
・酸性雨、雨、湿気に弱い
金属性というこうともあり、高温低温による変形や、台風などの衝撃によってへこみやキズがついてしまう場合があります。
高温多湿の地域や海沿いなどは、早く経年劣化が起こる可能性が高いため、地域によっては別の外壁材を選択するのがオススメです。
【価格目安】
金属系サイディングは、業者やグレードによって変わるため一概には言えませんが、約45000~9,000円/㎡が目安の価格となります。
また、金属系サイディングの中でも、ガルバニウム鋼板は約3,500~6,000円//㎡とアルミニウムと比べて安価になります。
【金属系サイディングのメンテナンス】
金属系サイディングは、おおよそ10〜15年程度が比較的メンテナンス期間は長めにとることができます。
ただし、日本は土地柄で多湿で台風なども多いため、汚れからサビが発生しやすい環境となります。
なのでキレイに長持ちさせるためにも、半年に1回程度は水洗いによる清掃を行うのがベストです。
ショウカは様々な外壁材に対してアプローチが可能!

ショウカでは、様々な外壁材の特徴にあった外壁塗装を行います。
まずは、くまなく現状をチェックしお家の診断書を作成します。
その後、お客様がどのようなイメージをお持ちなのか、どのようなお家に住みたいのか、徹底的にヒアリングします。
外壁塗装は選ぶ塗料や塗り方によって耐久性、価格、仕上がりが大きくかわります。
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